排水溝には様々な原因で汚れが蓄積していき、つまりが起こります。
排水溝がつまるとスムーズに水が流れませんし、衛生的にもよくありません。
またそのまま放置してしまうと故障の原因にも繋がってしまいます。
つまりの原因とそれぞれの対処法を知っておくことで万が一の場合にも備えておきましょう。
洗面台がつまってしまう原因には以下のようなものが挙げられます。
髪の毛、ゴミなどが流れてしまう
石鹸カス、皮脂などの付着による汚れ
コンタクトレンズやアクセサリーなど小物類を落としてしまう
最初は多少のゴミが流れてしまっても早々に詰まることはありませんが、石鹸カスや皮脂などが流れていき、汚れが排水管に付着するとそれがヌメリとなって残ります。
そこにさらに髪の毛やゴミなどが流れていくことでつまりの原因となってしまいます。
もしくは頻繁にお手入れしているのに水の流れがよくない!という時はアクセサリーやヘアピンなどの小物類を気づかないうちに流してしまっている可能性もあります。
ではそれぞれのつまりの原因に対しての対処法を見ていきましょう。
まず、洗面台のつまりを解消する場合にはつまった場所によって解決方法も違ってきます。
主に洗面台のつまりの原因は3か所。
まずは排水口の部分がつまりの原因の場合はポップアップ金具を取り出し、ヘアキャッチャー部分のゴミをきれいに取り除きます。
ティッシュなどでゴミをしっかりふき取りましょう。
ゴミが一通り取れたら使わなくなった歯ブラシなどでもいいので、先の細いブラシでヘアキャッチャー部分のヌメリ汚れを落としていきます。
きれいにぬめりまで取れたら元の位置に戻しましょう。
排水口の掃除をしてもつまりが解消されない場合は排水トラップ部分のつまりが原因です。
トラップ部分のお手入れはトラップを外して直接掃除をするか、液体パイプクリーナーなどを使用してつまりを解消する方法になります。
トラップを外す作業はご自身でもできますが、パッキンの閉め方や順番を元通りにできなかった場合は水漏れなどの原因にもなります。
まずは液体クリーナーでつまりが解消できるか試してみてください。
液体クリーナーを適量排水溝に流し、15分~30分ほど放置します。
その後十分な水で流しましょう。※換気なども忘れずに行ってください。
それでもつまりが解消されない場合はトラップの取り外しになります。
トラップのつなぎ目部分から順番に取り外していきますが、この際パッキンなどが挟まっている箇所は必ずもとに戻すときも同じになるよう覚えておきましょう。
裏表がある場合もありますので、心配な場合はお写真などを撮っておくほうがいいかもしれません。
トラップを取り外すと中から溜まっていたいた水がこぼれおちますので、事前にバケツを用意してから行いましょう。
トラップが取り外せたら中をブラシ等で洗い、しっかりと汚れをかきだしていきます。
お手入れが終わったら取り外した順番通りに付け直していきましょう。
それでもつまりが取れない場合は、さらに奥の方、下水管の方にまで及んでいる可能性があります。
その場合は無理に分解しようとせずに、お近くの水道工事店さまなどにご相談される方がよいでしょう。
つまりの原因か所によって対処の方法も違ってきます。
汚れを放置すればするほど大掛かりな作業になってしまいますので、まずは手軽にやれるお手入れからこまめに行うことを心がけましょう。
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