シャワーユニットの価格・工事費相場を完全ガイド!費用を抑えるコツと後悔しない選び方

シャワーユニット

2025/10/15

限られた空間の有効活用に向いていると、需要が高まってきているシャワーユニット。しかし、「シャワーユニットにリフォームしたいけど、費用がいくらかかるか不安…」「工事費込みの総額が知りたいけど、どこを見ればいいかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。シャワーユニットのリフォームは、浴槽がない分ユニットバスより安価なイメージがありますが、実際の費用は製品や工事内容によって大きく変動します。

そこで今回は、シャワーユニットの本体価格から工事費の内訳、総額の費用相場まで、専門知識がない方でも分かりやすく解説。さらに、費用を賢く抑える方法や信頼できる業者の選び方も詳しく説明します。

ぜひ本記事を参考に、後悔しないリフォーム計画の第一歩を踏み出してみませんか?

シャワーユニット設置にかかる総費用の相場は?

シャワーユニットの設置にかかる工事費込みの総費用は、どのような方法で設置するかによって大きく異なります。まずは、代表的な3つの工法とそれぞれの費用相場を把握し、全体像をつかみましょう。

工法総費用相場(工事費込み)特徴
ユニット工法25万円~80万円工場で製造されたパーツを現場で組み立てる最も一般的な方法。品質が安定し、工期も比較的短いのが魅力です。
在来工法40万円~250万円現場で防水工事から行い、タイルや壁材を自由に選べるオーダーメイドの方法。デザインの自由度が高い分、費用は高額になります。
簡易タイプ3万円~15万円既存のスペースに置くだけで設置できるタイプ。工事がほとんど不要で手軽ですが、防水性や耐久性は他の工法に劣ります。

【ユニット工法】品質が安定しやすく最も一般的!25万円~80万円

ユニット工法は、現在最も多く選ばれている設置方法です。

工場で精密に作られた壁・床・天井のパーツを現場で組み立てるため、品質にばらつきが少なく、水漏れのリスクが低いのが大きなメリット。また、作業が効率的なため、リフォームにかかる期間も比較的短く済みます。

【在来工法】デザインやサイズを自由に決められる!40万円~250万円

在来工法は、浴室のスペースに合わせて一から防水工事を行い、壁や床のタイル、水栓などを自由に選べるオーダーメイドの工法です。

空間に合わせた変形サイズのシャワールームや、デザインにこだわりたい場合に適しています。ただし、職人の手作業が多くなるため、工期が長くなり費用も高額になる傾向があるので注意が必要です。

【簡易タイプ】工事不要で手軽に設置!3万円~15万円

簡易タイプは、給排水の接続は必要ですが、大掛かりな工事をせずに設置できるのが特徴です。

DIYで設置可能な製品もあり、圧倒的な低価格が魅力。一方で、本格的なシャワールームに比べて防水性や耐久性は劣るため、設置場所や用途を慎重に検討する必要があります。

どこにいくらかかる?シャワーユニット費用の内訳を徹底解剖

リフォーム費用は「本体価格」と「工事費」の2つに大きく分けられます。業者から提示された見積書の内容を正しく理解し、価格の妥当性を判断するために、それぞれの内訳を詳しく見ていきましょう。

費用の種類内容
①シャワーユニット本体の価格製品そのものの価格です。サイズや機能、デザインによって大きく異なります。
②設置にかかる工事費既存の浴室の解体から、配管工事、本体の組み立てなど、設置に必要な作業全体の費用です。

①シャワーユニット本体の価格(定価の4~6割引が目安)

シャワーユニットの本体価格は、機能やデザインによって非常に幅広く設定されています。シンプルな機能の製品であれば20万円台からありますが、ミストサウナなどの高機能モデルやデザイン性の高い製品は200万円を超えることもあります。

サイズの目安定価(参考)特徴
0808サイズ約30万円~約80cm×80cmの最小限のサイズです。
0812サイズ約40万円~約80cm×120cmの少しゆとりのあるサイズです。

重要な点として、カタログなどに記載されている「定価」から4割~6割程度割り引かれて販売されるのが一般的です。そのため、定価だけで判断せず、リフォーム業者からの見積もりで実際の販売価格を確認しましょう。

②設置にかかる工事費の内訳

工事費と一括りにされがちですが、実際には様々な作業費用が含まれています。どのような工事にいくらかかるのか、主な項目と費用相場を把握しておきましょう。

工事項目費用相場(目安)内容
解体・撤去工事費3万円~6万円既存のユニットバスや在来浴室を解体し、撤去・処分する費用。
給排水工事費3万円~8万円新しいシャワーユニットに給水管・給湯管・排水管を接続する工事。
電気工事費3万円~10万円照明や換気扇の配線、コンセントの設置などを行う工事。
組立工事費8万円~10万円シャワーユニット本体を現場で組み立て、設置する作業費。
基礎工事費2万円~7万円ユニットを設置する床のコンクリート打ちや補強などを行う工事。
換気ダクト工事費3万円前後湿気を屋外に排出するための換気扇ダクトを設置する工事。

解体・撤去工事費 (3万円~6万円)

リフォームの第一歩は、既存の浴室を取り壊す作業からスタート。この費用には、解体作業だけでなく、取り壊した廃材を運び出し、適切に処分するための費用も含まれています。

給排水・電気工事費 (各3万円~10万円)

シャワーユニットを快適に使うためには、水・お湯・電気のライフラインを正しく接続する必要があります。給排水工事は水漏れを防ぐために、電気工事は漏電などの事故を防ぐために、いずれも資格を持つ専門家による確実な作業が不可欠です。

組立・基礎工事費 (10万円~17万円)

シャワーユニットのパーツを正確に組み立て、水平にしっかりと設置する作業です。また、建物の構造によっては、ユニットの重さに耐えられるよう床を補強したり、コンクリートで土台を作ったりする基礎工事が必要になる場合があります。

換気ダクト工事費など (3万円前後)

シャワールームは湿気がこもりやすいため、換気設備の設置は非常に重要です。換気扇と屋外をつなぐダクト(管)を設置することで、湿気を効率的に排出し、カビの発生を防ぎます。

なぜ価格に幅が?費用を左右する6つの変動要因

同じようなシャワーユニットのリフォームでも、見積もり金額が大きく異なることがあります。その理由は、自宅の状況や選ぶ製品によって、必要な工事や費用が変わってくるためです。価格を左右する主な要因を知ることで、ご自身のケースではどのくらいの費用がかかるか、あたりをつけやすくなります。

変動要因費用の変動理由
要因1:本体のサイズとグレードサイズが大きいほど、またミストサウナなどの高機能モデルほど本体価格が高くなります。
要因2:建材の品質壁パネルやドア、床材などの素材やデザインにこだわると、価格が上がります。
要因3:給排水管の延長工事既存の配管から離れた場所に設置する場合、配管を延長する追加工事費が必要です。
要因4:設置場所の状況2階への設置や搬入経路が狭い場合、特別な機材や追加の人員が必要になり費用が増加します。
要因5:既存浴室の劣化状況解体後に土台の腐食やシロアリ被害が見つかると、予定外の補修工事費が発生します。
要因6:オプション機能の追加浴室乾燥機やジェットバス、手すりなどのオプションを追加すると費用が上乗せされます。

要因1:本体のサイズとグレード

シャワーユニットは、コンパクトなものから広々としたものまで様々なサイズがあります。当然、サイズが大きくなるほど材料費も高くなるのが一般的です。

また、基本的なシャワー機能のみのスタンダードなグレードに対し、ミストサウナや打たせ湯といった機能が付いたハイグレードなモデルは、本体価格が大きく上がります。

要因2:壁材や床材など建材の品質

シャワールームの印象を決める壁パネルや床材、ドアのデザインなども価格に影響。標準仕様のシンプルなものから、高級感のある石目調のパネルや、掃除しやすい特殊な加工が施された床材など、グレードの高い建材を選ぶと費用は上昇します。

要因3:給湯器・給排水管の延長工事の有無

既存の浴室があった場所から離れた部屋にシャワーユニットを新設する場合、給湯器からのお湯の配管や、給水・排水管をそこまで延長する工事が必要になります。配管の距離が長くなるほど、材料費と工事費が増加します。

要因4:設置場所の状況(2階以上、搬入経路など)

2階や3階に設置する場合、1階に設置するよりも部材の運び上げに手間がかかるため、人件費が割増になることが多いです。また、玄関や廊下、階段が狭く、ユニット本体をスムーズに搬入できない場合は、窓からクレーンで吊り上げるなどの特別な作業が必要になり、追加費用が発生する可能性があります。

要因5:既存浴室の劣化状況や構造

リフォームで最も予測が難しいのが、壁や床を解体した後に見つかる問題です。

長年の湿気で土台や柱が腐っていたり、シロアリの被害を受けていたりすると、その補修・補強工事が別途必要になるケースも。これは見積もり段階ではわからないことが多く、追加費用の主な原因となります。

要因6:ミストサウナなどオプション機能の追加

シャワーユニットには、暮らしをより快適にするための様々なオプションを追加可能です。雨の日や花粉の季節に便利な浴室換気乾燥機や、体を芯から温めるミストサウナ、介護に役立つ手すりの設置など、オプションを追加するごとに費用は加算されていきます。

シャワーユニットのメリット・デメリット

リフォームで後悔しないためには、費用だけでなく、シャワーユニットのある暮らしが自身のライフスタイルに合っているかを考えることが重要です。導入後に「こんなはずではなかった」とならないよう、メリットとデメリットの両方をしっかり理解しておきましょう。

比較項目メリットデメリット
空間浴槽がない分、省スペース。浴室や脱衣所を広く使える。湯船に浸かってのリラックスができない。
時間・清掃浴槽掃除やお湯張りの手間が不要。掃除が楽になる。冬場は体が温まりにくく、ヒートショックのリスクも考慮が必要。
費用ユニットバスに比べて本体価格・工事費が安い傾向にある。防水・防音対策が不十分だと、水漏れや階下への騒音トラブルの原因になる。
その他介護の際に介助スペースを確保しやすく、負担が減る。水圧が低い住宅では、シャワーの勢いが弱く感じることがある。

メリット:省スペース、掃除が楽、介護負担の軽減など生活が快適に

シャワーユニット最大のメリットは、浴槽がないことによる省スペース性です。

限られた空間を有効活用でき、脱衣所や洗面スペースを広くすることも可能。また、浴槽がない分、日々の掃除の手間が大幅に軽減され、水道光熱費の節約にも繋がります。さらに、介助が必要なご家族がいる場合、広いスペースで体を洗いやすく、介護の負担を減らせるという利点もあります。

デメリット:浴槽に浸かれない、水漏れや排水音のリスクに注意

日本人にとって湯船に浸かることは、一日の疲れを癒す大切な習慣です。シャワーだけではリラックスできない、体が芯から温まらないと感じる方には、シャワーユニットは不向きかもしれません。

また、特に木造住宅の2階以上に設置する場合、防水処理を徹底しないと階下への水漏れという重大なトラブルに繋がる危険があります。シャワーの排水音が階下に響きやすいという問題もあるため、設置場所や防音対策には十分な配慮が必要です。

賢くリフォーム!シャワーユニットの費用を安く抑える3つの方法

「機能やデザインにはこだわりたいけど、費用はできるだけ抑えたい」というのが本音ではないでしょうか。ここでは、リフォーム費用を賢く節約するための、具体的で効果的な3つの方法をご紹介します。

方法具体的な内容
方法1:補助金・助成金制度を活用する介護保険の住宅改修費や、自治体が実施する省エネリフォーム支援などを調べ、適用できるものがあれば活用しましょう。
方法2:機能やデザインをシンプルにする多機能なハイグレードモデルではなく、本当に必要な機能に絞ったスタンダードな製品を選びましょう。
方法3:複数業者から相見積もりを取る必ず3社以上から見積もりを取り、価格だけでなく工事内容や担当者の対応を比較して、総合的に判断しましょう。

方法1:介護や省エネ目的で使える補助金・助成金制度を活用する

リフォームの内容によっては、国や自治体の補助金・助成金制度を利用できる場合があります。

例えば、手すりの設置や段差解消など、介護目的のリフォームであれば介護保険の住宅改修費が適用される可能性も。また、省エネ性能の高い給湯器を同時に導入する場合などに、自治体独自の支援制度が用意されていることもあります。まずは、お住まいの自治体のホームページなどで情報を確認してみましょう。

方法2:機能やデザインはシンプルに。本当に必要なものを見極める

最新のシャワーユニットには魅力的な機能がたくさんありますが、本当にご自身の生活に必要な機能かを見極めることが大切です。

多機能なモデルほど価格は高くなる傾向があります。デザインも同様で、標準仕様のシンプルなものでも十分に満足できるケースは多いです。見栄や憧れだけで選ばず、実用性を重視してシンプルな製品を選ぶことが、費用を抑える一番の近道です。

方法3:必ず複数業者から相見積もりを取り、内容を比較検討する

リフォーム業者を選ぶ際は、1社だけで決めずに、必ず複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を行いましょう。

同じ内容の工事でも、業者によって金額は異なります。単に総額の安さだけで比較するのではなく、見積もりの内訳が詳細で分かりやすいか、担当者の説明は丁寧か、提案内容は信頼できるかといった点を総合的に比較検討することが、適正価格で質の高い工事を実現する鍵となります。

業者選びと契約前に確認すべき4つのポイント

リフォームの成功は、信頼できる業者と出会えるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。後からトラブルになったり、追加費用を請求されたりしないために、契約前に必ずチェックすべき4つの重要なポイントを解説します。

チェック項目確認すべきポイント
ポイント1:詳細な現地調査契約前に担当者が実際に現場を見て、採寸や既存設備の状況、搬入経路などを細かく確認してくれるか。
ポイント2:見積書の詳細さ「工事一式」などの曖昧な記載がなく、使用する製品の型番や数量、各工事の内容と単価が明記されているか。
ポイント3:追加費用の取り決め工事中に予期せぬ問題が発生した場合、どのような手順で連絡・相談し、費用はどうなるのかが事前に明確にされているか。
ポイント4:保証とアフターサービス製品保証や工事保証の内容・期間は十分か。トラブル発生時に迅速に対応してくれる体制が整っているか。

ポイント1:詳細な現地調査を依頼し、隠れたリスクを洗い出す

正式な契約を結ぶ前に、必ず業者に詳細な現地調査を依頼しましょう。

経験豊富な担当者であれば、メジャーで寸法を測るだけでなく、床下の状態や壁の内部、配管の劣化具合など、隠れたリスクの可能性までチェックしてくれます。この現地調査が不十分だと、工事が始まってから問題が発覚し、追加工事や費用の原因となるので注意が必要です。

ポイント2:見積書の「一式」表記を見逃さず、詳細を確認する

提示された見積書に、「○○工事一式」といった曖昧な記載が多い場合は要注意。

信頼できる業者の見積書は、どの製品を使い、どのような工事を、いくらで行うのかが詳細に記載されています。不明な点があれば遠慮なく質問し、納得できるまで説明を求めましょう。

ポイント3:追加費用発生時の対応を事前に書面で取り決める

どれだけ入念に調査しても、解体後に予期せぬ問題が見つかる可能性はゼロではありません。

勝手に工事を進められて後から高額な請求をされるといったトラブルを防ぐために、「追加工事が必要な場合は必ず事前に施主に報告・相談し、書面で合意を得てから着手する」といった取り決めを、契約書に明記してもらいましょう。

ポイント4:保証内容とアフターサービスの手厚さで選ぶ

リフォームは完成したら終わりではありません。

万が一、工事後に水漏れなどの不具合が発生した場合に、迅速かつ誠実に対応してくれるかどうかが重要です。製品に対するメーカー保証だけでなく、工事部分に対する業者独自の保証内容や期間、定期点検の有無など、アフターサービスの体制が充実している業者を選びましょう。

まとめ:費用相場を理解し、納得のいくシャワーユニット選びを

今回は、シャワーユニットの設置にかかる費用相場から、価格の内訳、後悔しないためのポイントまでを詳しく解説しました。最後に、この記事の重要なポイントを振り返ります。

  • シャワーユニット設置の総費用相場は、一般的なユニット工法で25万円~80万円が目安です。
  • 費用は「本体価格」と「工事費」で構成され、自宅の状況や選ぶ製品によって大きく変動します。
  • 後悔しないためには、費用だけでなく、メリット・デメリットを理解し、自身のライフスタイルに合うかを考えることが重要です。
  • 信頼できる業者を選ぶには、必ず複数社から詳細な見積もりを取り、内容を徹底比較することが不可欠です。

シャワーユニットへのリフォームは、現在の暮らしの不便を解消し、より快適な毎日を実現するための大きな一歩です。この記事で得た知識をもとに、ご自身の希望や予算に合った最適なプランを見つけ、納得のいくリフォームを実現してください。

MKクリエーションでは、20万円程度~シャワーユニットを販売しています。ショールームでは実際の製品を見ることもできるので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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