後悔しない洗面台のサイズ選び方|家族に最適な幅・高さ・奥行きがわかる!

洗面台・洗面化粧台

2025/09/15

毎日使う洗面台。せっかくなら快適で使いやすい洗面台を選びたいものです。しかし、「新築やリフォームで洗面台を選んでいるけれど、サイズの種類が多くてどれが最適かわからない。」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、洗面台の基本的なサイズの知識から、ご家庭の家族構成やライフスタイルに合わせた最適な選び方までをわかりやすく解説。買った後に後悔しないよう、洗面台選びを考えている方は、ぜひ事前にチェックしてみてください。

後悔しないために知っておくべき!洗面台サイズの基本【幅・奥行き・高さ】

洗面台のサイズは、主に「間口(幅)」「奥行き」「高さ」の3つの要素で決まります。これらの寸法が、洗面所の使い勝手や空間全体の印象を大きく左右することを覚えておきます。

まずは、それぞれのサイズが持つ役割をしっかりと理解することが重要です。ぜひご自宅の洗面スペースを思い浮かべながら、読み進めてみてください。

最も重要!使い勝手を決める「間口(幅)」の目安

間口(幅)は、洗面台の横幅のことで、作業スペースの広さに直結する最も重要なサイズです。一般的な規格サイズと、それぞれに適した用途は以下の通りです。

間口(幅)主な用途・特徴
600mm一人暮らしの住まいや、セカンド洗面台など限られたスペースに最適です。
750mm最も標準的なサイズで、多くの商品がこの規格で展開されています。
900mm一人でゆったり使え、二人でも時間帯が重なった際に利用しやすいサイズです。
1200mm以上二人同時に快適に使用でき、ホテルライクな広々とした空間を演出できます。

設置スペースに余裕がある家庭は、少し広めのサイズを選ぶと、朝の混雑緩和につながるのでおすすめです。

圧迫感と動線を左右する「奥行き」の目安

奥行きは、洗面台の前面から壁までの長さのことです。洗面所全体の圧迫感や、人が通るための動線(通路幅)に大きく影響します。奥行きが浅いとスペースが広く感じられますが、洗顔時に水はねしやすくなるデメリットもあるので注意しましょう。

  • コンパクトタイプ(奥行き40〜45cm程度)
    • 狭い洗面所やトイレ内に設置する場合に適しています。
  • 標準タイプ(奥行き50〜55cm程度)
    • 水はねしにくく、ボウル内で手洗いや洗顔がしやすい一般的なサイズです。

洗面台の前を通って浴室や洗濯機へ移動することを考え、最低でも60センチ程度の通路幅を確保できる奥行きを選びましょう。

腰への負担をなくす「高さ」の目安【身長÷2の法則】

洗面ボウルの縁までの高さは、毎日の使いやすさと身体への負担に関わる大切なポイントです。一般的に、使いやすい高さは「身長 ÷ 2」が目安とされています。例えば身長160センチの方なら、高さ80センチが使いやすい高さの基準となります。

高さが合わないと、低すぎて腰を痛めたり、高すぎて水が肘を伝って床にこぼれたりする原因になることも。ご家族で身長差がある場合は、最も身長の高い方に合わせるのが基本です。お子様が使う場合は、おしゃれなデザインの踏み台を用意すると良いでしょう。

あなたの家はどれ?家族構成とライフスタイルで考える最適な洗面台サイズ

洗面台サイズの基本が分かったところで、次は「ご自身の家庭に最適なのはどのサイズか」を考えていきましょう。家族の人数や、朝の洗面所を使うシーンを具体的にイメージすることが、ぴったりの一台を見つける近道です。

【1〜2人暮らし】コンパクトさと機能性のバランス

一人暮らしやご夫婦二人暮らしの場合、基本的にはコンパクトなサイズでも十分快適に使えます。ライフスタイルに合わせて、最適な間口を選びましょう。

  • 間口600mm
    • スペースが限られている場合や、洗面所の利用時間が重ならないご家庭におすすめです。
  • 間口750mm
    • 二人分の洗面用具もしっかり収納でき、一人で使うには十分な広さです。
    • 朝の準備時間が重なる可能性があるなら、この標準サイズを選ぶと安心です。

【3〜4人家族】朝の混雑を解消するサイズの選び方

朝の忙しい時間帯、お子様と準備のタイミングが重なって洗面所が渋滞する、というお悩みはありませんか。3人以上のファミリー層には、ゆとりのあるサイズがストレスフリーな毎日につながります。

  • 間口900mm以上
    • 二人並んで歯磨きをしたり、一人が顔を洗っている横でヘアセットをしたりと、同時に作業がしやすくなります。
    • 収納スペースも広くなるため、家族全員分のタオルやストック品をすっきりと片付けられます。
  • ダブルボウル(間口1200mm以上)
    • 洗面ボウルが2つあるタイプなら、大家族でも朝の混雑が緩和できます。
    • 設置には広いスペースが必要ですが、満足度が高まりやすいです。

【身長差のある家族】誰にとっても使いやすい高さを見つけるには?

ご夫婦の身長差が大きい場合や、育ち盛りのお子様がいるご家庭では、高さ選びが難しいかもしれません。

前述の通り、基本は身長の高い方に合わせるのがセオリーです。その上で、身長の低い家族が無理なく使えるように工夫しましょう。洗面台下にすっきりと収納できるタイプの踏み台を選ぶと、空間の邪魔にならないのでおすすめです。

【サイズ別徹底比較】幅75cm・90cm・120cmのメリット・デメリット

ここでは、特に選ばれることの多い代表的な3つの間口サイズについて、メリットとデメリットを比較します。ご自身の優先順位(スペース、使い勝手、予算など)と照らし合わせながら、最適なサイズを見極めてみてください。

サイズメリットデメリットこんな方におすすめ
幅75cm・標準規格で商品数が多く、選びやすい
・比較的価格が手頃
・省スペースで設置できる
・二人同時の使用は難しい
・作業スペースや仮置き場が狭い
・収納力がやや限られる
・1〜2人暮らしの方
・設置スペースが限られている方
・コストを重視する方
幅90cm・一人でゆったりと使える
・二人でもなんとか同時に使える
・十分な収納力を確保できる
・75cmに比べて価格が上がる
・ある程度の設置スペースが必要
・リフォームの場合、追加工事が必要なことも
・3〜4人家族の方
・朝の準備をスムーズにしたい方
・収納力を重視する方
幅120cm以上・二人同時にストレスなく使える
・カウンターが広くホテルライク
・デザインの選択肢が豊富
・広い設置スペースが必須
・価格が高くなる傾向がある
・洗面室が狭いと圧迫感が出る
・洗面空間の快適性を最優先したい方
・朝の混雑を完全に解消したい方
・デザイン性の高い空間を作りたい方

幅75cm:標準サイズの使い勝手と注意点

幅75cmは、多くの住宅で採用されている最もスタンダードなサイズです。そのため各メーカーから豊富なデザインの商品が発売されており、予算に合わせて選びやすいのが最大のメリット。一方で、カウンターに物を置くスペースが限られるため、化粧品などを広げて使いたい方には少し手狭に感じやすいので注意が必要です。

幅90cm:ゆとりと収納力を両立する人気サイズ

近年、新築やリフォームで人気が高まっているのが幅90cmのサイズです。75cmに比べて格段に作業スペースが広がり、収納力もアップするため、使い勝手が大きく向上します。一人で使うには十分すぎるほどのゆとりがあり、家族が増えても長く快適に使えるバランスの取れたサイズです。

幅120cm以上:ホテルライクな空間と二人利用の快適性

幅120cm以上の洗面台は、まるでホテルのような上質でゆとりのある空間を演出します。カウンターが広いため、二人分の小物を置いても雑然とせず、観葉植物などを飾る余裕も生まれます。特にダブルボウルのタイプは、朝の支度が重なってもお互いを気にせず使えるため、家族間の小さなストレスを解消してくれます。

サイズだけで決めると危険!後悔しないための5つのチェックポイント

最適なサイズが見えてきても、すぐに決定するのは待ってください。

洗面台選びで後悔しないためには、サイズ以外にも確認すべき重要なポイントが5つあります。これらを見落とすと、「せっかく新しい洗面台にしたのに使いにくい…」ということになりかねません。

ポイント1:収納は足りる?「物があふれる洗面所」にしない収納計画

タオル、化粧品、ヘアケア用品、洗剤のストックなど、洗面所には意外と多くの物を収納します。新しい洗面台で、これらの物がすべて収まるか事前にシミュレーションしましょう。

収納タイプ特徴
鏡裏収納歯ブラシや化粧品など、細々したものを隠して収納できます。
引き出し収納奥の物まで取り出しやすく、デッドスペースが生まれにくいです。
開き扉収納背の高いボトル類やバケツなども収納しやすいですが、奥が使いにくいことも。
サイドキャビネット洗面台の横に設置し、タオルや下着類などの収納量を増やせます。

現在の収納量を把握し、少し余裕のある収納力を持った洗面台を選ぶのがおすすめです。

ポイント2:動線は確保できる?洗面所全体のスペースを確認

選んだ洗面台を設置したときに、洗面所全体の動線がスムーズかを確認しましょう。特に重要なのが以下の3点です。

  • 洗面台の前に立ったとき、窮屈でないか
  • 洗面所のドアや収納扉の開閉を妨げないか
  • 洗濯機や浴室への移動がスムーズにできるか

メジャーを使って実際に寸法を測り、通路幅が十分に確保されているかを確認することが失敗を防ぐ鍵です。

ポイント3:水はねは大丈夫?洗面ボウルの形状と深さ

洗面ボウルの使いやすさも重要なチェックポイントです。

デザイン性重視で浅くスタイリッシュなボウルを選ぶと、顔を洗うたびに水が周囲に飛び散り、掃除の手間が増えてしまうことがあります。洗顔だけでなく、衣類のつけ置き洗いや洗髪など、どのような使い方をしたいかを考え、用途に合った深さと大きさのボウルを選びましょう。

ポイント4:コンセントはどこにいくつ必要?意外な落とし穴

ドライヤー、ヘアアイロン、電動歯ブラシ、シェーバーなど、洗面台周りはコンセントを使う家電が多い場所です。

「いざ使おうとしたらコンセントが足りない!」とならないよう、必要な数と位置を計画しましょう。鏡裏の収納内にコンセントがあると、電動歯ブラシなどを充電しながら収納できるので非常に便利です。

ポイント5:デザイン性も重要!おしゃれな洗面空間の実現

洗面台は機能性だけでなく、空間のインテリアを左右する重要な要素です。壁紙や床材の色と調和するか、好みのテイストに合っているかなど、デザイン性も忘れずにチェックしましょう。

  • ユニット型: 洗面ボウルや鏡、収納が一体になったタイプ。機能的で価格も手頃。
  • システム型: パーツを自由に組み合わせるタイプ。収納力などをカスタマイズ可能。
  • カウンター型: カウンターにボウルを置くタイプ。デザイン性が高く、おしゃれな空間に。

毎日目にする場所だからこそ、心から満足できるデザインを選びたいですね。

人気メーカーの洗面台サイズと特徴を比較!

ここでは、国内で人気の主要メーカー3社と、デザイン性とコストパフォーマンスで注目のメーカーをご紹介します。各社に特徴があるため、ご自身のこだわりたいポイントと照らし合わせてみてください。

メーカー代表的な製品名特徴
TOTOオクターブ「きれい除菌水」など独自の清潔機能が充実。シンプルで使いやすいデザイン。
LIXILルミシス美しく高級感のあるデザインが魅力。「キレイアップカウンター」でお手入れも簡単。
Panasonicシーラインフロートデザインなど、デザイン性が高い。パーツの組み合わせで自由にカスタマイズ可能。
MKクリエーション(各種)北欧・アンティーク調などデザインが豊富。自社工場直販で圧倒的な低価格を実現。

TOTO(オクターブ):清潔機能と使いやすさの王道

TOTOの洗面台は、なんといっても「きれい除菌水」に代表される清潔機能が魅力です。ボタン一つで歯ブラシや排水口を除菌でき、きれいな状態を保ちやすくします。

デザインはシンプルで飽きがこず、どんな空間にも馴染みやすいのが特徴です。品質と安心感を重視する方におすすめのメーカーです。

LIXIL(ルミシス):デザイン性と高級感で選ぶなら

LIXILの「ルミシス」シリーズは、まるで高級ホテルのような上質な空間を演出できるデザイン性の高さが人気です。

水栓の根元に水が溜まらない「キレイアップ水栓」や、手をかざすだけで照明が点灯する機能など、美しさと使いやすさを両立しています。洗面空間をインテリアの主役にしたい方にぴったりです。

Panasonic(シーライン):自分好みにカスタマイズできる柔軟性

Panasonicの「シーライン」は、パーツを自由に組み合わせられるカスタマイズ性の高さが特徴です。

床から浮いたように見えるフロートタイプのデザインは、洗面所をおしゃれで広々とした印象に見せてくれます。収納のタイプやカウンターの色柄などを自分好みに選び、オリジナリティのある洗面台を作りたい方におすすめです。

【独自情報】デザイン性とコスパを両立!MKクリエーションという選択肢

大手メーカーとは一味違う、おしゃれな洗面台を手頃な価格で実現したいなら「MKクリエーション」の洗面台がおすすめです。

北欧風やアンティーク調、モダンなど、多様なデザインの洗面台を、なんと4万円台からという驚きの価格で提供しています。この低価格は、自社工場で企画・製造し、中間コストを省いてお客様に直接販売するビジネスモデルだからこそ実現可能です。

また、日本人設計士が日本の住宅に合わせて設計し、国際品質基準ISO9001認証工場で製造しているため、品質面でも安心。「業者の方に『素晴らしい洗面台ですね…、高かったでしょ!』と言われ、鼻高々です」といったお客様の声も多く、デザインと品質、価格のすべてに満足できる選択肢です。

洗面台のリフォーム・新設にかかる費用の目安は?

洗面台を交換・新設する際に、最も気になるのが費用です。予算を把握し、計画的に進めるためにも、費用の内訳と相場を知っておきましょう。

費用の内訳(本体価格+工事費)

洗面台リフォームの総額は、「洗面台本体の価格」と「工事費用」の合計で決まります。以下は一般的な費用の目安です。

費用項目金額の目安備考
洗面台本体費用5万円~30万円以上グレードやサイズ、機能によって大きく変動します。
既存洗面台の撤去・処分費1万円~3万円現在の洗面台を撤去し、処分するための費用です。
新しい洗面台の設置費2万円~5万円新しい洗面台を取り付けるための基本的な作業費です。
給排水管・電気工事費2万円~5万円配管の延長やコンセントの増設が必要な場合の費用です。
内装工事費(必要な場合)3万円~10万円壁紙(クロス)や床(クッションフロア)を張り替える費用です。
合計13万円~50万円以上 

コストを抑えるための3つのコツ

少しでも費用を抑えたい場合は、以下の3つのポイントを意識してみてください。

  1. 複数の業者から見積もりを取る
    • 同じ工事内容でも業者によって金額が異なるため、相見積もりを取って比較検討することが重要です。
  2. 補助金制度を利用する
    • 自治体によっては、リフォームに関する補助金制度を設けている場合があります。お住まいの地域の情報を確認してみましょう。
  3. 機能やグレードを見直す
    • 本当に必要な機能を見極め、オーバースペックなモデルを選ばないこともコスト削減につながります。

洗面台のサイズ選びに関するQ&A

最後に、洗面台のサイズ選びでよくある質問にお答えします。細かい疑問を解消して、すっきりと最適な一台を選びましょう。

Q1. 小さめの洗面台を選ぶときの注意点は?

トイレ内への設置やセカンド洗面台としてコンパクトなモデルを選ぶ際は、収納スペースがほとんどないこと、そして洗顔時に水がはねやすいことを念頭に置きましょう。対策として、壁面に収納棚を別途設置したり、ボウルが深く設計されているデザインを選んだりするのがおすすめです。

Q2. ショールームでは何をチェックすればいい?

ショールームは、カタログだけではわからない実際の使い勝手を確認できる絶好の機会です。以下の点を重点的にチェックしましょう。

  • 高さと奥行きの体感: 実際に前に立ってみて、腰をかがめたときの姿勢や、腕の動かしやすさを確認します。
  • 収納の使い勝手: 引き出しや扉を実際に開け閉めし、スムーズさや収納のしやすさを確かめます。
  • 素材の質感と色味: カウンターや扉の素材感を実際に触って確かめ、照明の下での色の見え方を確認します。

Q3. 洗濯機との間にできる中途半端な隙間はどうすればいい?

洗面台を交換したら、洗濯機との間に10cmほどの微妙な隙間ができてしまった、というケースは少なくありません。このデッドスペースは、ホコリが溜まりやすく掃除もしにくいため、避けたいものです。

対策としては、隙間にぴったり収まるスリムな収納ラックを購入するか、計画段階で洗面台の横に設置するサイドキャビネットも合わせて検討するのがおすすめです。

まとめ:理想の洗面台サイズで、後悔のない快適な毎日を

後悔しない洗面台のサイズ選びについて、基本から応用まで解説してきました。大切なのは、単に寸法を決めるのではなく、ご家族のライフスタイルを思い描き、毎日を快適にする空間をデザインするという視点です。

この記事でご紹介したポイントを踏まえ、ご家庭の人数、使い方、洗面所全体のバランスを総合的に考えることで、きっとあなたに最適な一台が見つかるはずです。ぜひ、理想の洗面台を実現して、気持ちの良い毎日をお過ごしください。

MKクリエーションでは、様々なデザインの洗面台をラインナップしています。「どんな洗面台が良いかまだ決まっていない」という方も、まずはお気軽にお問い合わせください。お話を聞きながら、あなたにぴったりな洗面台をご提案いたします。

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