洗面台の交換はいくら必要?交換目安から費用相場、成功のコツまで徹底解説

洗面台・洗面化粧台

2025/06/30

毎日の生活に欠かせない洗面台。「最近、黄ばみやひび割れが目立ってきた…」「収納が少なくて、ごちゃごちゃしているのが気になる」「水漏れしているみたいだけど、修理と交換どっちがいいんだろう?」というお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ交換しようと思っても、費用がいくらかかるのか、どこに頼めばいいのか、そもそも自分でできるのかなど、分からないことだらけで不安になりますよね。そこで今回は、費用相場から、ご自身の状況に合った最適な交換方法、信頼できる業者の選び方、費用を抑えるコツまで、専門知識がない方でも分かりやすく徹底的に解説。洗面台交換に関するあらゆる疑問を解決へと導きます。

ぜひ本記事を参考にして、安心して理想の洗面空間を手に入れるための一歩を踏み出してみてください。

洗面台の寿命と交換のタイミング

洗面台の交換を悩んでいる方の中には、「まだ使えるかもしれない」と交換を迷っている方もいるのではないでしょうか。実は、洗面台には交換に適したタイミングがあります。

まずは、洗面台の一般的な寿命と、交換を検討すべき具体的なサインについて確認しましょう。

洗面台の一般的な寿命は10年~20年

洗面台の寿命は、一般的に10年~20年が目安です。もちろん、本体の素材や使用頻度、お手入れの状況によって寿命は前後します。しかし、10年以上使用している洗面台は、見た目はきれいでも、見えない部分で配管の劣化などが進んでいる可能性も考えられます。

交換を迷っている方は、この後に紹介する「5つの劣化サイン」を参考にして、お使いの洗面台が交換タイミングであるかをチェックしてみてください。

見逃さないで!交換を検討すべき5つの劣化サイン

お使いの洗面台に以下のようなサインが見られたら、交換を検討するタイミングです。放置すると水漏れなどの大きなトラブルにつながる恐れもあるので、早めにチェックしましょう。

  • 洗面ボウルのひび割れ・欠け
    硬い物や重い物を落とした衝撃で、洗面ボウルにひびが入ることがあります。小さなひびでも、そこから水が染み込み、キャビネットの腐食やカビの原因になるため注意が必要です。
  • 蛇口や配管からの水漏れ
    蛇口の根元や、キャビネット内の給排水管から水が漏れている場合は、パッキンや配管自体の劣化が考えられます。床材の腐食など、二次的な被害につながる前に対応が必要です。
  • 収納キャビネットの不具合
    扉がうまく閉まらない、表面の化粧板が剥がれてきた、湿気で底板が腐食しているなどの症状は、キャビネットの寿命が近いサインです。
  • 掃除しても落ちない汚れや黄ばみ
    長年使用していると、洗面ボウルに細かい傷がつき、そこに汚れが蓄積して黄ばみや黒ずみになります。掃除をしても綺麗にならなくなったと感じたら、交換を考える良い機会です。
  • 排水口からの悪臭
    排水口を掃除しても嫌な臭いが取れない場合、排水管の奥深くの汚れや、排水トラップの不具合が原因の可能性があります。交換を検討しましょう。

洗面台交換の費用相場と3つの交換方法

洗面台交換の費用や方法は一つではありません。まずは、どれくらいの費用がかかるのか、そしてどのような交換方法があるのか、洗面台交換の全体像を把握しましょう。

【一覧表】洗面台の交換にかかる費用総額の目安(本体+工事費)

洗面台の交換にかかる費用は、「洗面台本体の価格」と「工事費」の合計で決まります。ここでは、一般的な機能やサイズの洗面台を選んだ場合の費用総額の目安をグレード別にご紹介します。

グレード本体価格の目安工事費の目安総額の目安特徴
シンプル機能5万円~15万円3万円~5万円8万円~20万円基本的な機能に絞ったリーズナブルなモデル。賃貸物件などにも使われる。
ミドルグレード15万円~25万円3万円~5万円18万円~30万円収納力や清掃性に優れた、最も人気のある価格帯。デザインの選択肢も豊富。
ハイグレード25万円~3万円~5万円28万円~最新機能や高級感のある素材、デザイン性の高いモデル。

※上記はあくまで目安です。洗面台のサイズや機能、追加工事の有無によって費用は変動します。

3つの交換方法を徹底比較(業者依頼・DIY・店舗購入)

洗面台を交換するには、大きく分けて3つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを比較して、ご自身のスキルや予算、かけられる手間などを考慮して最適な方法を選びましょう。

交換方法メリットデメリットこんな人におすすめ
プロ(業者)に依頼・仕上がりが綺麗で確実
・手間がかからない
・トラブル時の保証がある
・費用が高くなる
・業者選びに手間がかかる
・DIYに自信がない
・忙しくて時間がない
・仕上がりの質を重視したい
DIY・費用を安く抑えられる
・自分のペースで作業できる
・失敗のリスクがある
・時間と手間がかかる
・専門的な工具が必要な場合も
・DIY経験が豊富
・とにかく費用を抑えたい
・作業を楽しめる
店舗で購入・依頼・商品を直接見て選べる
・購入から工事依頼まで一括で済む
・提携業者の質にばらつきがある
・専門業者より割高な場合も
・実物を見て決めたい
・手軽に済ませたい

プロに依頼する場合の費用と流れ・業者選びのコツ

初めて洗面台交換をする場合に安心で一般的なのは、リフォーム業者などのプロに依頼する方法です。また、店舗で購入する場合も工事を依頼する場合は、プロへの依頼と同様のメリット・デメリットがあります。

ここでは、プロに依頼する場合の詳しい費用内訳や、失敗しないための業者選びのコツについて解説していきます。

プロに依頼するメリット・デメリット

改めて、プロに依頼するメリットとデメリットを整理しておきましょう。

  • メリット
    • 高品質な仕上がり: 専門的な知識と技術で、見た目も機能も確実に仕上げてくれる。
    • 手間いらず: 面倒な撤去作業から設置、配管接続、後片付けまで全て任せられる。
    • 保証とアフターサービス: 工事後のトラブルにも保証で対応してくれるため安心。
  • デメリット
    • 費用が高い: DIYに比べて、工事費(人件費)がかかる。
    • 業者選びの手間: 信頼できる業者を自分で見つけなければならない。

費用の内訳を徹底解説!何にいくらかかる?

業者からもらう見積書を正しく理解するために、費用の内訳を知っておくことが重要です。費用は大きく「洗面台本体価格」と「工事費」に分かれます。

洗面台本体の価格帯(グレード・メーカー別)

洗面台本体の価格は、メーカーやシリーズ、機能によって大きく変わります。国内の主要メーカーと人気のシリーズの価格帯は以下の通りです。

  • TOTO: 清潔機能(きれい除菌水など)が充実。オクターブシリーズ(25万円~)などが人気。
  • LIXIL(リクシル): デザイン性と機能性のバランスが良い。L.C.(エルシィ)シリーズ(15万円~25万円)が主力。
  • Panasonic(パナソニック): 美容家電のノウハウを活かした照明や収納が特徴。シーラインシリーズ(20万円~30万円)が人気。
  • MKクリエーション : 豊富なデザインのおしゃれな洗面台をリーズナブルな価格で提供。セット込みで10万円以下の商品の人気が高い。

基本工事費と追加工事費の目安

工事費は、必ずかかる「基本工事費」と、必要に応じて発生する「追加工事費」があります。

  • 基本工事費(相場:3万円~5万円)
    • 既存の洗面台の撤去・処分費
    • 新しい洗面台の搬入・設置費
    • 給水管・排水管の接続作業
    • 養生費(床や壁を保護する費用)
  • 追加工事費
    • 内装工事: 壁紙(クロス)や床(クッションフロア)の張り替え(10万円~15万円程度)
    • 電気工事: コンセントの増設や照明の配線工事(数千円~数万円程度)
    • 配管工事: 給排水管の位置を移動させる工事(数万円程度)

失敗しないリフォーム業者の選び方3選

プロに依頼する場合、リフォーム業者は数多く存在するのでどこに頼むべきか悩む方も多いのではないでしょうか。「どこに頼んだらいいか分からない」という方のために、信頼できる業者を見極める3つのポイントをご紹介。ぜひ、業者選びの参考にしてみてください。

ポイント1:複数社からの「相見積もり」は必須

適正な価格を知り、悪徳業者を避けるためにも、必ず2~3社から見積もり(相見積もり)を取りましょう。見積もりを比較する際は、以下の点に注目してください。

  • 総額だけでなく内訳を比較する: 「工事一式」などと曖昧に記載せず、項目ごとに単価や数量が明記されているか。
  • 不要な工事が含まれていないか: 提案された工事が本当に必要か、理由を確認する。
  • 担当者の対応は誠実か: 質問に対して丁寧に説明してくれるか、人柄も重要な判断材料です。

ポイント2:会社の信頼性(実績・許可・保証)を確認する

会社のウェブサイトなどで、以下の情報を確認しましょう。信頼できる業者は、これらの情報をきちんと公開しています。情報公開されているかどうかも、業者選びの重要なポイントです。

  • 建設業許可: 500万円以上のリフォーム工事を行うために必要な許可。
  • 施工実績: 洗面台交換の実績が豊富か、写真付きの事例が掲載されているか確認。
  • 保証・アフターサービス: 工事後の保証期間や内容、トラブル時の連絡先などが明記されているか確認。

ポイント3:交換実績が豊富な業者を選ぶ

特に洗面台交換のような水回りのリフォームは、経験と専門知識が重要になります。実績が豊富な業者は、様々な現場での経験から予期せぬトラブルにもスムーズに対応できます。また、過去の施工事例を見せてもらい、自分のイメージに近いリフォームを手がけているかどうかも確認すると良いでしょう。

【費用を抑えたい人向け】DIYで洗面台を交換する方法と注意点

「とにかくコストを抑えたい」「DIYに自信がある」という方にとっては、DIYも魅力的な選択肢です。

しかし、安易な挑戦は水漏れなどの大きな失敗につながることも。DIYは、メリットとリスクをしっかり理解した上で判断しましょう。

DIYのメリット・デメリット|本当に安くなる?

DIYの最大の魅力は、業者に支払う工事費(人件費)がかからないことです。ただし、時間と手間、そして失敗のリスクが伴うことを忘れてはいけません。

項目業者に依頼DIY
洗面台本体約10万円約10万円
工事費(人件費)約4万円0円
工具・材料費0円約1万円
合計約14万円約11万円
メリット手間いらず・確実・保証あり費用が安い
デメリット費用が高い手間と時間がかかる・失敗リスク

※上記は一例です。

DIYが難しいケースとは?プロに頼むべき判断基準

どのようなケースでもDIYがスムーズにできるわけではありません。以下のような場合は、DIYの難易度が格段に上がるので注意が必要です。無理をせず、プロに依頼することも検討してみてください。

  • 給排水管の位置を変更したい場合
  • 壁や床の下地が腐食しており、大掛かりな補修が必要な場合
  • 照明の配線やコンセントの増設など、電気工事士の資格が必要な作業
  • 必要な工具(モンキーレンチ、コーキングガンなど)が揃っていない場合

理想の洗面台を選ぶ4つのポイント

交換方法が決まったら、次はいよいよ主役となる洗面台選びです。デザインはもちろん、毎日使うものだからこそ機能性にもこだわって、後悔のない選択をしましょう。

ポイント①:設置場所の「サイズ(間口・奥行き)」を正確に測る

購入してから「大きすぎて入らない!」という失敗がないよう、まずは設置スペースの採寸が必須です。以下の3点をメジャーで正確に測っておきましょう。

  1. 間口(横幅): 壁から壁までの幅。
  2. 奥行き: 壁から設置スペースの手前までの距離。
  3. 高さ: 床から蛇口や鏡の上端までの高さ。

ポイント②:「洗面台の種類」を知る(ユニット・カウンター・ベッセル型など)

洗面台には様々なデザインや設置タイプがあります。代表的な種類を知り、自宅の雰囲気や使い方に合うものを選びましょう。

種類特徴
システムタイプ洗面ボウル、カウンター、鏡、収納が一体になった最も一般的なタイプ。機能的で価格帯も豊富。
ユニットタイプ洗面ボウルと収納が一体になった洗面台。ホテルのような洗練された空間を演出できる。
カウンタータイプカウンターの上に独立した洗面ボウルを置くデザイン。おしゃれでデザイン性が高いが、水はねに注意が必要。

ポイント③:好みの「デザイン」をチェックする

主要メーカーであるTOTO、LIXIL、Panasonicは、それぞれデザインに特徴があります。また、近年ではMKクリエーションのように、特定のデザイン(例:北欧スタイル、アンティークスタイル)に特化したメーカーも人気です。

ショールームやカタログで実物を見て、好みのデザインを見つけるのも楽しい時間。プロのアドバイスを聞きながら製品選びができるので、ぜひ実際に足を運んでみてください。

ポイント④:「機能性(収納・掃除しやすさ)」を確認する

毎日の快適さを左右するのが機能性です。以下のようなポイントをチェックしましょう。

  • 収納力:
    • 三面鏡の裏が全て収納になっているか
    • 引き出しタイプか、開き戸タイプか(引き出しの方が出し入れしやすい)
  • 掃除のしやすさ:
    • 水栓が壁付けか(根元に水がたまらず掃除が楽)
    • 洗面ボウルとカウンターに継ぎ目がないか(汚れがたまりにくい)
  • 便利な機能:
    • タッチレス水栓(衛生的で節水効果も)
    • LED照明(顔に影ができにくく、メイクしやすい)

【賃貸物件】洗面台の交換はできる?知っておくべきルール

賃貸物件にお住まいの場合、洗面台の交換は可能なのでしょうか。結論から言うと、「必ず大家さんや管理会社の許可が必要」です。

無断で交換してしまうと契約違反となり、退去時に元の状態に戻すための費用(原状回復費用)を請求されたり、トラブルに発展したりする可能性があります。まずは大家さんや管理会社に相談し、許可を得た上で費用負担や業者選定について話し合いましょう。

Q&A|洗面台交換でよくある質問

Q1. 工事にかかる時間はどれくらい?
A1. 一般的な洗面台の交換であれば、半日~1日程度で完了します。内装工事などが加わる場合は、2日以上かかることもあります。

Q2. 工事中は洗面台や水道を使えない?
A2. 工事中は洗面所の水道は使えません。作業前に一時的に家全体の水を止める(断水する)時間もありますので、事前に業者に確認しておきましょう。

Q3. 古い洗面台は自分で処分するの?
A3. プロの業者に依頼した場合、基本的には工事費の中に撤去・処分費用が含まれています。見積もりの項目に「廃材処分費」などがあるか確認しましょう。

まとめ:自分に合った交換方法で、快適な洗面空間を実現しよう

洗面台の交換について、費用から方法、選び方まで解説してきました。

洗面台の交換は、決して安い買い物ではありません。しかし、毎日使う場所だからこそ、新しく快適な空間になることで、暮らしの満足度は大きく向上します。ぜひこの記事を参考に、ご自身の予算やライフスタイルにぴったりの方法を見つけて、理想の洗面台交換を実現してください。

おしゃなデザインでリーズナブルな洗面台を探している方は、ぜひMKクリエーションにご相談ください。ショールームで実際の商品を見て選ぶこともでき、プロに無料で相談も可能。納得のいく洗面台選びから施工まで丁寧に対応するので、まずは気軽にお問い合わせください。

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