シャワーユニット
2017/02/27
投稿者:kudo
こんにちは
お問合わせも多いですが、シャワーユニットを検討されている方が多く居られます。
ご検討の際に必ず確認して頂きたいポイントをお知らせします。
ずっとお使い頂く製品です。
経年後のアフターも考慮して選定が必要になります。
見た目のデザイン・オシャレさだけで決めると後々に後悔してしまいます。
重要なポイントをお知らせします。
手前からできる
ポイントの1と2は説明しなくともご存知と思います。
特に輸入商材のシャワーユニットは、経年後に部品の手配がつかず、代替え品の部品も購入できず
弊社に相談される方も多く居られます。
弊社で互換性のある部品を販売できる場合もありますが、ほとんどが対応できません。
輸入品の場合は5年くらいで部品の手配ができなくなるのが一般的です。
5年くらいで入替えを考えておられる場合はそれで良いですが、そうでない場合は気に入るデザインでも導入は差し控えた方が良いと思います。
【3の壁面4面に強化ガラスを使用しているに関して】
強化ガラスを使用することで、樹脂シャワーにはない広くゆったりとした
使い心地になり、狭く圧迫感のないリラックスしたシャワータイムを過ごして
頂けます。
それだけでなく、壁面に強化ガラスを使用するのは、防水の観点からも必須の条件です。
カラ―アクリル板などで黒・白・赤など鮮やかなオシャレなシャワーも多々あります。
しかし、アクリル板や樹脂板はガラスと比較しても分かるように軽く、薄く素材がペコペコします。
そのような素材は壁として使うのはお勧めできません。
【4のドア仕様は軸金具に関して】
シャワーユニットのドアには引き戸 丁番ドア 天吊りスライドドアなど
いくつか販売されています。
引き戸・天吊りドアは、強化ガラスの重さに対して経年耐用にスムースに故障なく使える金具が存在していないのが問題です。
丁番のドアは これも経年耐用に対してガラス垂れの問題があり、頻繁に丁番の調整が必要になってきます。
現在のところ軸金具のドアがいちばん長期の耐用に即しています。
【5 鴨居・敷居・柱が頑丈な製品に関して】
シャワーユニットは、一見してガラスのみが見えるデザインがカッコいいです。
そのためデザイン優先で、ガラスを固定するアルミを細く目立たない部材にしている製品が多々あります。
その構造は非常に危険です。
経年使用により必ず漏水が発生します。
その漏水も製品の裏側、側面の見えない部分に発生しますので、気がついた時には建物にも深刻な被害がある場合も多々あります。
構造的にシッカリしているか否かの確認が必要です。
【6 組立施工はコーキングに頼らない】
ガラス張りシャワーユニットが多々販売されています。
一般的にこれらの製品は組立しただけで防水する仕組みではありません。
組立してから全ての接合部をコーキング材で密閉して使う様に指示して販売されています。
強化ガラスのドアは重いです。
ドアを開閉するたけで肉眼では見えませんが1㎜前後前傾する場合も多々あります。
コーキング材での密閉は上記の作業で簡単に切れてしまいます。
耐用により漏水が発生し、どこから漏水しているか分からないという厄介な現象が発生します。
いかがですか、シャワーユニット購入の際のポイントは理解頂けましたか
お求め頂く際の参考にして頂ければと思います。
工藤