シャワーユニットの防水に関して

《シャワーユニットの防水に関して》

弊社のようなガラス張りのシャワーユニットは多々販売されています。
一般の方はもちろん、建築関係の方も知らない方が多い項目がありますので簡単に
説明します。

まず他社メーカーで販売しているシャワーユニットは大体が組立しただけで防水する仕組みではありません。
組立してから全ての接合部分をコーキング材で密閉して使って下さい、と注意書きをして販売しています。
強化ガラスのドアは、重いです。
ドアを開閉するだけで1㎜前後手前側に傾斜する事も度々です。肉眼では分かりません。
コーキング材での密閉は、ドア開閉の作業で切れが発生します。

そのため経年により、どこからか漏水し、それがどこか分からないと言う現象が起こります。
販売店に漏水を指摘しても、密閉して使って下さいと言われるだけで、購入した施主様が
困る案件が多くあります。

弊社の製品は、それらの製品と仕組みが違います。
防水するために独自に設計し、型を起こしてオーダーします。型投資の金額が大きいので、販売している種類はそんなに多くありません。

また壁に強化ガラスを使うのも、漏水防止には必須です。

アクリル板・樹脂板は　ご存じの通り強化ガラスほど固く、シッカリしていません。

加工しやすいメリットがありますが、基本板も薄く、ペコペコします。

構造体となる壁部分がそのような素材ですと　やはり漏水の心配は拭えません。

安心・安全なシャワーユニットの条件は、

• 壁面がすべて強化ガラスであること
• 鴨居・敷居・柱などが頑丈であること
• ドアの仕様は軸金具のドアであること
• 製品を動かすことなく全てのメンテナンスができること
• 組立施工はコーキング材に頼らないこと

最低でも上記の5点が守られないと　安く購入できても後々に高額なメンテナンス費用が発生してしまいます。

ホテル様・店舗様・アパートのオーナー様より　頻繁に相談を受けます。

既存のシャワーブースを撤去して入替えの相談です。

販売していたショップが無くなった。部品の手配ができなくなった。

メンテナンスばかりで費用が嵩み、入替えをしたい。。。等々の相談です。

早い物件ですと、わずか3年ほどで入替えの相談があります。

それこそもったいない話です。

ご検討の際は、ぜひ上記の条件を参考にご検討下さい。

工藤